和食器の売り場に売られていても全く違和感なく収まりそうなGAシリーズです。
”GA-1”と”GA-3”と2サイズ展開されていて、
これは小さいほうの”GA-1”です。
色も白、黒、茶ががあり、すべてマットな質感です。
いっぱいまで入れて700mlで、日本の急須と同じくらいの大きさになります。
北欧の人々はこれに何をいれて楽しんだのでしょうか。
私はやはり日本茶を一番に思い描いてしまいました。
デザインはアラビア社を代表する人気デザイナーUlla Procope(ウラ・プロコッペ)です。
GAシリーズの魅力はフォルム
このシリーズの魅力はなんといってもこの球体のようなフォルムではないでしょうか。
我が家にはたくさんの食器がありますが、
フォルムが一番美しいのはこのポットなんじゃないかと思っています。
本体部分はもちろん、注ぎ口もふっくらとしたカーブになっていて、
優しいような懐かしいような印象を与えてくれます。
ちょっと小太りの優しいおばさんみたいです。
北欧食器にみられる籐の取っ手
北欧のポットにはたびたび籐の取っ手が使われています。
クイストゴーや、グスタフスベリ、リサラーソンデザインの食器シリーズも
取っ手に籐が使われています。
これは私には少し驚きでした。
「籐の取っ手=急須」 が幼いころから印象としてあり過ぎて。
しかし、考えてみれば北欧のもので籐を使っているものは非常に多くて、
かごや椅子などあらゆるものに使われています。
丈夫で長持ちする籐製品はリユースの精神が強い北欧では大切にされてきたものなのかもしれません。
それになにより、趣があってとても美しいです。
今回のポットの取っ手部分も、50年も前のものとは思えないほどよい状態で
ポットの美しいフォルムをさらに引き立てています。
既に生産されていない北欧のヴィンテージ食器。見つけた時が買い時かもしれません。
フィンランドやスウェーデンで見つけたヴィンテージ食器を販売しています。
新しい食器でわくわくする毎日を。