ファイアンス焼きで作られた独特な味わいのTENERA(テネラ)

ロイヤルコペンハーゲンというともっと華奢で上品な食器をイメージする方が多いかと思います。
今日紹介しているのはファイアンス焼きという方法で製造された、ロイヤルコペンハーゲンの中では少し異端な食器です。
現在製造されているものも含めて、ロイヤルコペンハーゲンは王室御用達の王冠マークがつき、
ブルーフルーテッドが代表するように繊細なタッチが印象的です。
TENERAを作り出したニルス・トーソン
そんな中、今回紹介しているTENERAは抽象的で
とてもダイナミックな絵付けが特徴です。
TENERAシリーズは6人の女性がデザインを担当していて、全体的に華やかな雰囲気があります。
この若きデザイナーたちを発掘し、このシリーズのプロデュースをしたのが
Nils Thorsson(ニルス・トーソン)という有名デザイナーです。
デザインもそうですが、彼がすごかったのは新しい製法を作り出したことだと思います。
それまでファインアンス製法と呼ばれる製法はあまりよしとされていなかったそうです。
どちらかというと、田舎臭いというか、昔ながらのパッとしない製法だったようです。
しかし、彼は洗練されたデザインを入れることで、土の風合いを楽しめる磁気とは違った
独特の製法を作り出しました。
ロイヤルコペンハーゲンの食器を裏返すと必ずあるものがあります。
3本の~~~(なみなみ)
TENERA 6人の女性デザイナー
TENERAをデザインしたのはみな学校卒業したばかりの
女性デザイナーでした。
そんな実績もなにもない女性を抜擢できるっていうのは、
やっぱりニルス・トーソンすごい!というところに行くのですが。。。
それぞれが出身も作風も異なりますが、それぞれが意識しあい、
高めあったことは間違いないと思います。
Kari Christensen / カリ・クリステンセン”CK”

今回紹介しているのは、TENERA(テネラ)シリーズのKari Christensen / カリ・クリステンセンデザインのプレートです。
デザインされているのは花でしょうか。
ファイアンス窯ならではの色と、繊細な絵付けで非常に美しい色のプレートとなっています。
また、プレートの裏面には絵付師さんの描いたサインとロイヤルコペンハーゲンの刻印があります。
COPENHAHGENというアルファベットのどれかの下にアンダーバーがついていて、これが作られた年代がわかるようになっています。
”CK”とみえるのが、カリクリステンセンのマークです。
番号はシリアルナンバーかと思ったのですが、デザインの番号のようです。
こちらのバックスタンプ、刻印には説明したいことがたくさんありますので、また改めて。。。
既に生産されていない北欧のヴィンテージ食器。見つけた時が買い時かもしれません。
フィンランドやスウェーデンで見つけたヴィンテージ食器を販売しています。
新しい食器でわくわくする毎日を。