1910年に創業、35年にはUpsala Ekebyに買収され、それでもなお製造を続けた
GEFLE/ゲフレ社のAGNETAのカップです。
柔らかい印象を与えるスタンププリント
少しレトロな雰囲気を感じるこのAGNETAシリーズは、
手にとってみるとわかるんですが、スタンププリントになっています。
そのため、スタンプをした際のムラや、かすれなどがあり、
それが優しい印象を与えているようです。
柄の色もシルバーよりのグレーのような優しい色合いで上品な雰囲気の作品になっています。
北欧の老舗陶器メーカーの歴史(GEFLE)
北欧の有名な陶器メーカーは合併や買収が行われ、
今ではすでにこの世にないメーカーもとても多くあります。
あのアラビアでさえ、イッタラの傘下ですし、今回紹介したGEFLEも例外ではありません。
GEFLEは1910年にスウェーデンで誕生。しかし1935年にはUpsala Ekebyに買収されました。
しかしながら、GEFLEの名で1979年まで食器を製造し続けました。
市場ではGEFLE=Upsala Ekebyという扱いになっていますが、
この食器をみたとき、Upsala Ekebyとは違う印象を受けました。
今回のアグネッタのデザイナーは私が調べた限りではわかりませんでしたが、
GEFLEの食器を作っていたデザイナーや職人はGEFLEという名前に誇りをもって
製造を続けていたのかもしれません。
既に生産されていない北欧のヴィンテージ食器。見つけた時が買い時かもしれません。
フィンランドやスウェーデンで見つけたヴィンテージ食器を販売しています。
新しい食器でわくわくする毎日を。